家族には家族の歴史があり、他人同士のようにはいられません。
しかも、離れて暮らす時間が長くなれば、それぞれの人生の歩みは違ってくるため価値観のずれが生まれるものです。
法律は、こうした理由により起こる様々な問題を解決する力となります。
相続の話し合いにおいては、経済的合理性とともに感情的合理性が重要なポイントになります。
感情的合理性に心を配りながら経済的合理性のある解決点を見出すのは、簡単なことではありません。
当人同士だけの話し合いでは、経済的合理性を度外視した感情論に迷い込んでしまいます。
価値観の多様化や、介護による不平等感などが背景となり、裁判所に持ち込まれる遺産分割事件の件数は年々増加しています。
相続人の人数が多かったり、遺産のなかに不動産や宝石などの単純に分割できない財産が含まれていたりすると、とくに大変です。家族の長年の感情も相まって、なかなか話し合いがまとまりません。
一方で、近年は裁判所での調停や審判の制度が整ってきており、平均審理期間は短期化しています。
つまり、司法が入り、裁判所や弁護士のリードのもと、正しい知識に基づいて冷静な話し合いができれば、意外にすんなりと合意となるケースが多いというのも現実なのです。
相続の話し合いを行う場合、その後の人間関係への影響も考慮する必要があります。
一般的な紛争と違って、相続事件の関係者は基本的に親族です。
話し合い終了後も、基本的には縁が続きますので、非常に繊細なコミュニケーションが求められます。
相続の現場とその知識に精通した当社の弁護士は、まずご家族の思いと経緯をじっくりとお伺いします。
時間をかけて耳を傾け、家族のそれぞれの気持ちを知り、法律とともに一つひとつ整理を積み重ねることで、納得感のある解決点までご一緒します。
多くの相続事件を解決してきた経験で家族を支えます。
法律的なサポートだけではなく税理士や司法書士とも適切に連携し、税務や登記などの見地からも問題のない解決点まで「家族を守る」という信念のもとご一緒します。
東京大学法科大学院卒業
2012年 弁護士登録。
大手法律事務所にて有名企業の法律顧問業務を担当、その後一般民事案件にも幅広く取組み2018年 独立開業。
2020年 より幅広いニーズに応えるため、それぞれ異なる専門分野を有する弁護士とともに虎ノ門第一法律事務所を開設。
弁護士の堅苦しさを取り払い、依頼者の「気持ち」に耳を傾け寄り添い案件解決過程でも「納得」と「整理」を積み重ねていく安心感とその結果に定評。
日本弁護士連合会の旧報酬等基準規程に準じた当事務所規程の着手金と成果報酬額をいただきます。
受任前に報酬総額を明示した契約書を作成し、弁護士費用の明確化に取り組んでいます。
初回相談は無料です。
お問い合わせをいただいた後、お客様の状況やご要望などをヒアリングさせていただきます。
そのうえでお見積りを提示いたしますので、まずはお気軽にご相談ください。
みなさんの気持ちに寄り添った相続問題の解決を
相続紛争というのは、遺産を単に相続分に従って分ければ済むという単純なものではなく、これまでの親族関係の中で起きた様々な出来事や、感情的なものが反映されていることを踏まえ、一つ一つ丹念にお話を聞きながら解決の方向性を、依頼者と一緒に考えていかなければ、満足な結果を得ることはできないタイプの紛争です。
ですが、「弁護士にこんなことを言ったら面倒くさがられるのではないか」「怒られるのではないか」と萎縮してしまっている依頼者が、数多く見受けられます。
はじめは緊張するかも知れませんが、まずは、思っていることを話してください。
あなたの気持ちにしっかりと寄り添いながら、お話をお聞きします。
一緒に満足のいく解決を探していきましょう。