相続専門コラム
相続人の話し合いでは揉めることなく円満に遺産分割が完了したにも関わらず、相続人の配偶者や子ども、知人などの本来は相続人でない第三者の入れ知恵により遺産分割が白紙に戻ってしまいその後トラブルに発展してしまうケースがあります。今回は第三者が介入してきた場合、また介入してきそうな場合にどうすればよいか対応法をご紹介します。
まず、遺産分割は相続人のみで行うことです。相続は単に金銭や物を受け継ぐのではなく、家族のこれまでの歴史や亡くなった方の思いも受け継ぎます。ですから、相続財産額に多少差があっても、「あのとき兄さんは家族の為に頑張ってくれたから。」「お母さんはずっとお父さんを支えてきたから。」と家族間でしか共有できない思いも含めての遺産分割です。そこで専門知識もない家族の思いも共感できない第三者の客観的な意見に振り回されてしまわないよう、遺産分割協議は相続人間のみで行いましょう。
それでも第三者の介入により揉め事に発展してしまいそうな場合は、はやめに専門家へ相談することをおすすめします。経験ある弁護士であれば家族の状況や思いを汲み取って解決に導いてくれるでしょう。相続で今まで円満に関係を築いてきた家族がバラバラになってしまうことを亡くなった方は望んでいるでしょうか。みなと相続コンシェルでは多くの相続事件を解決してきた弁護士がじっくりとお話をお伺いし、ご家族の思いと経緯を法律的に整理します。
法律や話し合いのサポートだけではなく、税理士や司法書士など適切に連携し、税務や登記などその他の見地からも問題のない解決点まで「家族を守る」という信念のもとご一緒します。
相続財産の評価方法はもちろん、これまでの専門家とは違った考え方で相続に関する情報を誠実かつ、わかりやすく発信していきます。 自分で相続税申告書ができる「AI相続」を開発・運営しています。