相続専門コラム
相続税申告は、ちょっとだけやる気になればだれでも自分でできます。
今回は、自分で相続税申告をするための知識を補う「税理士が教えたくない」相続税申告が自分でできるようになる本/書籍をご紹介します。
目次
相続税申告は、税理士に頼まなくても比較的容易に自分ですることができます。
なぜならば、相続税申告は確定申告のように時系列を確認しながら仕訳していく必要がなく、相続発生日という一時点の財産を「正しく集計」し「税率をかける」作業であり、比較的難易度が低いからです。
今回は、自分で相続手続きをするために必要な知識を補う本を、以下の分類にわけてご紹介します。
知識が整ったら、実際の相続税申告書の作成は、誰でも簡単に相続税申告書の作成ができる無料クラウドソフト「AI相続」を利用するのが便利です。
初めての人でも自分で相続税申告できるように、イラストを多用してポイントをビジュアル解説。巻頭のチェックシートを使用すれば自分の相続手続きの難易度がわかる。時系列に沿って書類の収集や財産評価、申告書作成まで、手続きの過程をていねいに解説しており、初めの一冊として手に取ってみるのに最適。
必要書類の集め方から申告書の書き方までわかりやすく丁寧に解説。レイアウトもわかりやすく、手続きに不慣れな方でも申告書の作成が可能。2023年出版であり、2023年現在で最新の内容に対応しており、自分で相続税申告をする人のバイブルになる良書。
Q&Aや事例を通して、相続税申告全体の仕組みを理解して、相続税申告書の作成が出来るようになる本。また、一番問題になる土地の評価についてもわかりやすいようにイラストが工夫されており、誰でも簡単にポイントを知ることが出来る。
相続税申告の大まかな流れとともに、無料ソフト「ひとりで申告できるもん」の使い方を解説。ただし、肝心なソフトの方が2023年に大幅リニューアルされてしまい本の内容と全く違う形になっているためその点に注意。
3ステップで相続税申告手続きを解説したハウツー本。電子書籍だからこそできる、Webサイトリンクや画像リンクを用いて申告手続きの詳細を図解と引用画像を用いて詳しく解説。
Kindle版、電子書籍版のみ販売。
相続税申告の実務について、相続税の概要や遺産調査、資料収集、遺産分割も含めてもれなく説明。相続財産の確認や財産評価、申告書の記載方法に至るまで、豊富な図解で体系的に理解できる申告書作成の正統派マニュアル本。電子申告や押印廃止など、最新の内容も織り込み済。網羅性が高いが、やや専門家向け。
土地評価について詳しく知りたい方におすすめの一冊。相続不動産の土地評価経験豊富な著者が、実務の観点から一見難しい土地評価の流れをわかりやすく解説。土地に関する資料の読み方や作図に至るまでカバーしており、テーマごとの図や写真が豊富なので、専門的な内容であるが読みやすい。
小規模宅地等の特例は非常に大切である一方、適用できるかわかりづらいケースも多い。配偶者居住権が設定されているケースなどの232例を通して、小規模宅地等の特例の適用可否について徹底的に解説。文章もわかりやすく、小規模宅地等の特例について詳しく知りたい方にお勧め。
2024年1月より変更される相続税の制度に対応した、相続税制度の全体像を相続専門公認会計士・税理士が解説。複雑でわかりづらい相続税についてイラストと文章の見開き構成でわかりやすく説明している良書。
相続手続きを「やるべき順」に81のポイントでやさしく解説。「やばい葬儀社を見抜く3つのポイント」「相続開始直後に絶対やってはいけないこと」「連絡のつかない相続人への対処法」「遺産分けで揉めないようにするノウハウ」など、相続人が気になるポイントを解説。役立つエンディングノートも付いたベストセラー。
相続に関する手続きやお金の工面についての152の疑問に、相続の第一線で活躍するプロ達が回答。マンガとわかりやすい図解で解説。相続発生後にしなければならない死亡届・火葬許可申請書から健康保険の資格喪失届、クレジットカードについての疑問など、死後手続きのあらゆる疑問を解決するベストセラー。
相続についての知識がゼロの方でも必要な知識を「ざっくり」と理解できるように書かれた一冊。相続を“山登り”に例え、役所手続きから相続税の申告まで、期限内に完了するためにロードマップ化している。相続を迎えた家族が税理士と一緒に相続手続きのゴールを目指すという会話形式のストーリーが分かりやすい。
相続税に関する基本的な内容をオールカラーの四コマ漫画とイラストで見やすく解説。「相続税の概要」「評価」「計算と申告」「贈与税」の4つのパートにわかれており、スラスラ読めるのに実用的。相続税申告書の具体例の他、書き込み式の財産リストや計算シートもあり便利。
イラスト豊富で読みやすいオールカラーの大型本。ストーリー仕立ての漫画では、家族が相続手続きに向き合う一連の話が展開。相続について何の準備もしていなかった家族が、相続財産を調査し、遺産分割を決定するまでが描かれている。どのような手順で相続税を試算し、申告書を書けば良いかがわかる。
税理士事務所の先輩が後輩2人に語り掛ける会話形式で、さくさくと読み進められる。相続税を計算するための具体的な計算例も多いためイメージしやすい。相続税に不慣れな税理士事務所スタッフ向けの設定ではあるものの、素人である個人が読んで理解するのにも適した良書。
税務調査があった場合に必要となる準備と、当日どのように対応するかなど、相続税の税務調査の全般について図解を用いて解説。税務調査の基本的な内容はもちろんのこと、指摘を受けないための申告と節税のポイントを記載。万が一のときの不当な調査への対応や調査後の対応など、税務調査に関する不安を専門家の視点で解消してくれる一冊。
もしも申告後に修正が必要になっても、修正申告をすれば大丈夫。本書では申告相続税額の当初申告に過少申告があった場合の「修正申告」、当初申告に過大申告があった場合の「更正の請求」に関する具体的な実務手続を詳細に解説。主に申告漏れについて30の事例を申告書の記載例とともに記載。過去の裁判例にも言及。
今回のコラムでは、相続税申告をはじめとする相続手続きを知るために役に立つ本をご紹介しました。2022年4月からの成年年齢引下げなど、改定が行われていない書籍については最新の法令を国税庁のHPなどで確認することも必要ですが、基本的なルールは変わりません。
手続きを税理士などの専門家に依頼するとしても、最低限の知識を把握した上で依頼するようにしましょう。
また、「AI相続」を利用すれば誰でも簡単に無料で相続税申告書の作成が可能です。「AI相続」を運営するみなと相続コンシェルは、家族の相続を応援します。
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