相続専門コラム

自分で相続税申告「AI相続を使ったら1日で申告書が作成できた」リアルな体験談を紹介

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AI相続を活用し、相続税申告を自力でやってみた人の体験談を紹介するシリーズ。

今回は、小規模宅地等の特例を使うためにAI相続を利用し「わずか1日で相続税の申告書が作成できた」と話すBさん夫婦の体験談です。確定申告の経験もなかった60代のご夫婦は、どうやってセルフ申告を成功させたのでしょうか。

「相続税額はゼロなのに税理士報酬を払うのはちょっと……」自分で相続税申告しようと思った経緯

疑問を持つ女性
「小規模宅地等の特例を使えば相続税額はゼロになります。だから、相続税の手続き自体必要ないと思っていました」

そう話すのは60代女性Bさん。Bさんは4年前に実親の相続を経験していたものの、亡くなる前に不動産を処分していたため、複雑な手続きは不要でした。

そのため、今回夫が義実家から土地を相続した際も「土地だけだし、小規模宅地等の特例で相続税はかからないから大丈夫だろう」と思っていたそうです。

小規模宅地等の特例を使うには相続税申告が必要と知る

Bさん「以前参加した相続セミナーで、“親と同居している人は小規模宅地等の特例を使えるから、ほとんどの人は相続税がかからない”と聞いていました。だから夫が土地を相続したときも、手続きは名義変更だけでいいと思っていて。ところが名義変更の際、司法書士さんに小規模宅地等の特例を使うには相続税申告が必要になると言われて……夫婦で焦りました」

小規模宅地等の特例は、土地の相続税評価額を最大80%減額できる節税制度です。ただし、この特例を使うには相続税申告をしなければなりません。Bさん夫婦のように、特例を使えば相続税がかからないケースでも申告は必要です。

関連記事「最大80%減額!小規模宅地等の特例の適用条件と計算方法・申告方法を解説」

Bさん「夫が相続したのは、評価額5,500万円の土地と100万円程度の預貯金です。財産の大半が土地で、相続税の基礎控除内にギリギリおさまらない範囲で。相続税負担を避けるためには、小規模宅地等の特例を使うしかない状況でした。もう税理士さんに依頼しようかと思ったのですが、最低でも30万円はかかると言われて……。相続税はかからない(はず)なのに、なんで税理士報酬にお金をかけなきゃいけないのかなと。それで、自分たちで申告してみようと思ったんです」

【実録】AI相続を活用して自分で相続税申告をやってみた流れ

ひらめく女性

ここからは、Bさん夫婦がAI相続を使い、初めて相続税申告をしたときの流れを紹介していきます。

1.自分で相続税申告書を作成する方法を調べてAI相続を知る

Bさん「自分たちで相続税申告しようと思ったものの、周りに聞いてもほとんどの人が税理士任せにしていました。自分で申告した人が周囲にいなくて不安に思っていた中、ネットでAI相続の存在を知ったんです。無料だし、インストール不要で使いやすそう。口コミも良い。ここだ!と思い、利用を決めました」

2.AI相続に登録。名義変更の際に集めていた書類をAI相続に入力していく

Bさん「AI相続の利用はとても簡単。パソコンで名前と電話番号、メールアドレスと任意のパスワードを入力したら、メールで認証コードが届きます。待機画面にその認証コードを入力したら、もう利用できるようになります。

申告に必要な書類は、国税庁電話相談センターに問い合わせて確認しました。我が家の場合、申告に必要な書類は名義変更(相続登記)の際に集めていたこともあり、すぐに入力を始められました」

3.入力はわずか30分で完了!コンビニで印刷をして税務署に提出

Bさん「AI相続は、被相続人や相続人などの基礎情報→財産→贈与・各種控除という順で入力します。我が家は土地とわずかな預貯金しかなかったため、わずか30分で入力が終わりました。チャチャっと入力したら計算がズラッと出てきて、申告書(PDF)が8枚くらい表示されたときは感動しましたね。こんな簡単に作れるんだと」

実際に、AI相続利用者のうち2割は数時間で申告書を作成されています。Bさん夫婦のように相続財産がシンプルだと、30分程度の入力も可能です。

関連記事「【AI相続】ユーザー大調査!!「本当に申告書できましたか?」」

半数以上が1か月以内で確実に完成!うち2割の方はたった数時間で完成!!

Bさん「ただ、PDFを表示した後で我が家のプリンターが壊れていることを思い出して(笑)。印刷はどうしようとみなと相続コンシェルさんに相談し、コンビニでネットプリントをすることに。その後、コンビニで印刷した申告書を持って税務署に提出し、無事に申告を終えました

【実際に自分でやってみた感想】シンプルな相続ならAI相続で十分

喜ぶ女性
Bさん「我が家のように、土地メインの相続で小規模宅地等の特例を使うための申告なら、AI相続で十分だと思います。
入力はわかりやすいし、わからないことがあってもみなと相続コンシェルに聞けば丁寧に教えてもらえます」

セルフ申告の際、不安はなかったか?も伺いました。

Bさん「うちは、申告さえすれば相続税はかからないケース。納税額が高額な人とは違い、多少間違えてもリスクは限定的ですよね。だから、自分で申告することに不安は感じてなかったです。まあ、そこまで深く考えていなかったのもありますが(笑)

ただ、もっと早く相談すればよかったという後悔はあります。相談した際にみなと相続コンシェルさんの事業内容を聞いたら、不動産の代理売却土地評価土地の名義変更(相続登記)サービスも安価でしていると知りました。

私は実親が亡くなる前に不動産を売却していたのですが、みなとさんに早く頼んでおけば、実家の不動産をもっと高値で売却できたのかもと思いました」

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執筆者

服部ゆい
京都市在住。金融代理店にて10年勤務したのち、2018年よりフリーライターとして独立。
金融・不動産・ビジネス領域の取材・執筆を中心に活動中。

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この記事の監修者

石倉 英樹(相続専門の公認会計士・税理士)

監査法人トーマツ、独立系コンサルティング会社で業務の経験を積み、2013年に相続税専門税理士として独立。相続において大切なことを伝えるべく「笑って、学んで、健康に」をモットーに、社会人落語家「参遊亭英遊」としても活躍。高座に上がる回数は年間80回超。著書に『知識ゼロでもわかるように 相続についてざっくり教えてください』(総合法令出版)がある。 HP:埼玉・大宮あんしん相続税相談室

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