相続専門コラム

第7表-相次相続控除額の計算書の記載方法ー自分で相続税申告書作成ー

この記事をシェア

相続税申告書は相続税評価の難しい財産がなければご自身でも作成ができます。自分で済ますことができれば税理士へ依頼するコストをかけず、多くの財産を残すことができます。また、相続について家族と向き合うきっかけにもなります。
ここでは、相続税申告書の第7表 相次相続控除額の計算書の記載方法を解説します。

第7表―相次相続控除額の計算書の記載が必要な方

相次相続控除額の計算書は被相続人(亡くなった方)が、今回の相続発生する10年前以内に相続を経験しており、相続税の納税している場合に記載をします。例えば、父親が亡くなった3年後に母親が亡くなった場合があてはまります。

その他帳表の記載方法はこちら第1表-相続税の申告書第2表-相続税の総額の計算書第4表-相続税額の加算金額の計算書(2割加算)第4表の2-暦年課税分の贈与税額控除額の計算書第5表-配偶者の税額軽減額の計算書第6表-未成年者控除額の計算書第6表-障害者控除額の計算書第7表-相次相続控除額の計算書第8表-外国税額控除額の計算書第8の8表-税額控除額および納税猶予税額の内訳書第9表-生命保険金などの明細書第10表-退職手当金などの明細書第11・11の2表の付表1-小規模宅地等の特例第11の2表-相続時精算課税適用財産などの明細書第11表-相続税がかかる財産の合計表第13,14,15表の記載方法まとめ

相次相続控除額の計算書の記載方法

第7表-相次相続控除の計算書

1 相次相続控除額の総額の計算

前の相続に係る被相続人の氏名

前回の被相続人の氏名を記載します。

前の相続に係る被相続人と今回の相続人に係る相続人との続柄

前回の被相続人と今回の被相続人との続柄を記載します。

①前の相続の年月日

前回の相続発生日を記載します。

②今回の相続の年月日

今回の相続発生日を記載します。

③前の相続から今回の相続までの期間

前回の相続発生日から今回の相続発生日までの期間を計算し、記載します。
1年未満は切り捨てしてください。

④10年 − ③の年数

10年から③欄の年数を差し引いた年数を記載します。

⑤ 被相続人が前の相続のときに取得した純資産価額
(相続時精算課税適用財産の価額を含みます。)

前回の相続で今回の被相続人が引き継いだ相続財産の合計額を記載します。

⑥前の相続の際の被相続人の相続税額

前回の相続で今回の被相続人が納税した金額を記載します。

⑦(⑤ − ⑥)の金額

⑤欄の金額から⑥欄の金額を差し引いた学を記載します。

⑧今回の相続、遺贈や相続時精算課税に係る贈与によって財産を取得したすべての人の純資産価額の合計額

第1表④欄の合計額を記載します。

A 相次相続控除額の総額

下記の計算式を埋めるよう数字を記載し、その計算結果をA欄に記載します。

【計算式】
⑥欄の相続税 ×(⑧欄の金額 ÷ ⑦欄の金額)× ④欄の年数 ÷ 10年

2 各相続人の相次相続控除額の計算

今回の相続の被相続人から財産を取得した相続人の氏名

今回の相続人の氏名を記載します。
(相続放棄や相続権を失った人を除く)

⑨相次相続控除額の総額

上記A欄の金額を転記します。

⑩各相続人の純資産価額

相続人それぞれの「第1表④欄」の金額を転記します。

⑪(B)相続人以外の人も含めた純資産価額の合計額

相続人それぞれの「第1表④欄」の合計額を記載します。

⑫各人の⑩÷Bの割合

各相続人の純資産価額に対する全体の純資産価額合計額の割合を記載します。

⑬各人の相次相続控除額

下記、計算式の結果数値を記載します。ここの金額を「第1表の各人の⑯欄」へ転記します。

【計算式】
⑨欄 × それぞれの⑫欄

その他帳表の記載方法はこちら第1表-相続税の申告書第2表-相続税の総額の計算書第4表-相続税額の加算金額の計算書(2割加算)第4表の2-暦年課税分の贈与税額控除額の計算書第5表-配偶者の税額軽減額の計算書第6表-未成年者控除額の計算書第6表-障害者控除額の計算書第7表-相次相続控除額の計算書第8表-外国税額控除額の計算書第8の8表-税額控除額および納税猶予税額の内訳書第9表-生命保険金などの明細書第10表-退職手当金などの明細書第11・11の2表の付表1-小規模宅地等の特例第11の2表-相続時精算課税適用財産などの明細書第11表-相続税がかかる財産の合計表第13,14,15表の記載方法まとめ

【15,000人突破】相続税申告書が無料で作成できるソフト「AI相続」

AI相続ロゴ

税理士なし、予備知識なしでも、相続税申告は可能です。

相続専門の弊社が開発したソフト「AI相続」なら、簡単なフォームに沿って入力するだけで相続税申告書を作成できます。しかも本当に、無料で申告書の出力までできるんです。

まずは一度お試しください。
カンタン操作でラクに申告書作成ができる!完全無料「AI相続」

気になることがあれば「みなと」に聞いて下さい

困った人が立ち寄れる「みなと」でありたい。
そんな想いを胸に、私たちは仕事をしています。

相続税の分からないこと、相続した不動産や宝飾品についての悩みや、気になること。どうぞお気軽にご相談ください。
どのような解決方法があるか、最適なものはなにか、お客様のご要望に合わせてご提案します。

相続税申告を任せてしまいたい、という方には「シンプル相続」プランもご用意。
相続財産額に比例して価格が高くなるのが一般的ですが、弊社は比例しない一律料金368,000円(税込)
満足いただけるサービスを、納得プライスでご提供いたします。

みなと相続コンシェルへのお問い合わせはこちらです。

アバター画像

みなと相続コンシェル編集部

相続財産の評価方法はもちろん、これまでの専門家とは違った考え方で相続に関する情報を誠実かつ、わかりやすく発信していきます。 自分で相続税申告書ができる「AI相続」を開発・運営しています。

無料で使える相続税申告書ソフト『AI相続』

AI相続について詳しく

相続に関するセミナー開催中

セミナー一覧

サポート・お問い合わせ

03-6824-7371 【受付時間】平日9:00〜17:00

お問い合わせフォーム